「若者と世界を繋ぐ」をミッションに掲げる株式会社The Youth。2019年12月に発足後、2021年に仙台にローカルラウンジ[Echoes]、2022年に六本木にカフェレストラン&ミュージックバーラウンジ[Common]をそれぞれオープン。人々がナチュラルに交差する空間作りを軸にしながら、トークイベントや自主メディアの運営を行なっています。[cosa]には、ロースタリーカフェ[PART COFFEE ROATER]を出店。代表取締役の佐藤岳歩さんに話を伺いました。
ショップガイド
SHOP GUIDE
1F | 104
ロースタリーカフェ
PART COFFEE ROASTER
営業時間 日〜木 8:00-21:00 / 金土 8:00-23:00
街の一部、生活の一部。ブランド名の「PART」は〈〔全体の〕一部、〔不可欠な〕要素〉という意味を持ち、「PART」がその街の一部、景色の一部、生活の一部となり、変わらずにその地に在り続ける存在になる、という想いを込めています。差し込む陽の光や通り抜ける風。流れる音や漂う香り。PARTは一杯のコーヒー体験のみならず、コーヒーを通じて暮らしのなかにある、穏やかで鮮やかな風景に触れる瞬間を提供することを目指します。
STORY
2024.11.06
INTERVIEW
Driven by today’s vision
場が生まれ、人が集い、心が動く。
「若者と世界を繋ぐ」をミッションに掲げる株式会社The Youth。2019年12月に発足後、2021年に仙台にローカルラウンジ[Echoes]、2022年に六本木にカフェレストラン&ミュージックバーラウンジ[Common]をそれぞれオープン。人々がナチュラルに交差する空間作りを軸にしながら、トークイベントや自主メディアの運営を行なっています。[cosa]には、ロースタリーカフェ[PART COFFEE ROATER]を出店。代表取締役の佐藤岳歩さんに話を伺いました。
“何を作るか”ではなく“何が起きているか”に目を向ける。
◇The Youthについて教えてください。
The Youthはこれからの社会を生きる若い世代の人たちの人生の景色を開いていくことを目的として立ち上げた会社です。まだ知らない景色を届けることで人生が広がって、その人がその人らしく生きていくことが、最終的には社会が良くなっていくことに繋がっていくと考えています。そのうえで当初作ろうとしていたものは宿泊と飲食を内包した「ホテルレストラン」でした。例えばその施設のなかに学生たちが住める場所を作ることができれば、学生とそこで働く人たちと、国内外から来た宿泊者がその場所を通して、ある種偶発的に出会う。その出会いから知らない世界を知って、いろんな働き方だったり生き方を知ることができる。ただ2020年春にコロナが来てプロジェクトが完全に凍結してしまいました。
◇その後、仙台[Echoes]を2021年5月にオープンされました。
仙台[Echoes]のお話をいただいて、出店に至ったのですが、僕らとしては、東京で起業したのに一店舗目がいきなり仙台だったので、覚悟が必要でした。それに業態が宿泊機能を持たない「カフェレストラン」であることも初めは迷いがありました。「俺らって別に飲食店を作りたいわけじゃないよね」と。でもひたすらディスカッションをくり返した結果、最終的に「何を作るかよりも何が起きてるかの方が重要じゃないか?」という話に行き着いて。「俺らって宿泊施設という“機能”を作ることに執着してるけど、その先にある “経験”にこそ価値を感じてるんだよね。じゃあ飲食という空間のなかでどれだけその経験を作れるかが大事じゃん」という話から[Echoes]という場所作りが始まりました。だから今、[Echoes]も[Common]も宿泊ではなく飲食店業態ではありますが、そのなかでの出会いやそこで生まれる経験に本質を見出すということは変わらないです。
◇[cosa]においては、The Youth初のカフェロースター[PART COFFEE ROATER]としての進出となりました。なぜこの形態にしたのかということと、今後の展望について教えていただけますか?
これまで[Echoes][Common]を運営してきたなかでニつの店舗ともに共通して言えることは、コーヒーというのは飲食における揺るぎない要素であることです。やっぱりコーヒーがあるからいろんな方の日常の一部になり得ていると思うんです。だからこそコーヒーの「生産」に近いところから取り組むことで、より一層、人や街に寄り添えるのかなと考えました。ブランド名は[PART COFFEE]。「一部・部分」を意味するPARTですね。文字通り、街の一部、景色の一部、生活の一部になるようにという思いを込めました。変わらずにその地に在り続ける存在として、さまざまな年齢層の方の一部になることを目指します。
インテリアデザインの点で言うと、例えば静岡市の街中にあるベンチのように、あまり目には止まらないものでも実は機能美が隠されているようなモチーフや、静岡市のシンボルであるカワセミの色味を取り入れようとしています。当たり障りのない町の風景だったり日常の生活の中にも実は美しいものが存在していて、それを一杯のコーヒーを飲みながらたまたま再確認する機会を提供するのが[PART COFFEE]の役目なのかなと。それで静岡の土地のエッセンスをかなり取り入れてます。The Youthらしさ、PART COFFEEらしさ、そして静岡らしさが融け合うような空間にしたいですね。
インタビュー全文は22 MAGAZINEでご覧いただけます。
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