ショップガイド

SHOP GUIDE

2F | フードホール A

ナチュラルワイン・アイスクリーム

2PILLARS

営業時間 11:00 - 23:00

オーダーメイドの家具製作を専門に行う「Dala mokko」を母体とするカフェレストラン/ギャラリー/ファクトリー「24PILLARS」。生産者の存在を身近に感じる自然派ワイン、クラフトビールなどのドリンクや、素材にこだわったガレット、クレープといったラインナップを通して、木工にも共通する「丁寧に作られたモノ」の価値を問いかけています。静岡に出店する「2PILLARS」ではナチュラルワインとアイスクリームを提供。

STORY

INTERVIEW

Stronger Than Ever
「手しごと」を届け、人と人を繋ぐ、町工場が立ち上げたカフェレストラン

名古屋市金山の高架下に佇む[24PILLARS]は、カフェレストラン、ギャラリー、そして家具工場が集まった複合施設。一見異色な組み合わせにも感じるが、社長であるトヨピーこと勝崎 慈洋(よしひろ)さんと、家具の営業と飲食部門のディレクションを担う磯村 知希(ともき)さんにお話をうかがったところ、なるほど生まれるべくして生まれた空間であることが分かりました。

オーダーメイド家具と自然派ワインに共通する要素

◇お二人の出会いと、[24PILLARS]立ち上げまでの経緯を教えていただけますか?

 

トヨピー : 私は大学生の時に金山駅前のレコード屋でバイトしていて、卒業後も社員として入りました。その時期に高校卒業したての磯村がバイトとして入ってきたんです。とにかく頭が良くてキレ者でね。

 

磯村 : 全然そんなことないすよ(笑)。

 

トヨピー : 私はレコード屋を辞めた後、漠然とした職人への憧れを胸に家具業界に入りました。でも実際は、汚くて、危なくて、みんな口も悪くてね。数ヶ月で辞めようとしたけど、社長に説得されて営業に移りました。そこで7年ほど働いたあたりで会社が潰れることが決まるんですが、そのタイミングで独立し、一緒に働いていた職人さんたちとオーダーメイド家具の木工所を立ち上げました。

 

磯村 : 僕はラジオの制作会社に就職し、その後はテレビの制作会社に入りました。台本書いて、ロケ行って、編集して…と、段取りの管理含め一通りやってました。

 

トヨピー : ある日、磯村がテレビ制作の仕事を辞めたと聞き「うちに来て欲しい」と連絡しました。業界こそ違えど、家具の仕事も結局“段取り”ですから。[24PILLARS]を立てたのは「木工教室をやりたい」というある職人さんの声がきっかけです。JRの高架下の良い物件を見つけたものの、倉庫と工場以外の業種も含めることが条件だったので「セルフのドリンクバーでも置いてカフェと謳おうか」って言ったら磯村が「頼むからそれは辞めてくれ」と待ったをかけて。クレープやガレット、そして自然派ワイン、クラフトビールを楽しめるカフェレストランの形になりました。

◇自然派ワインやクラフトビールにこだわるのはなぜでしょう?

 

磯村 : 「どこで・誰が・どのように作ってるか」が分かるからです。これは、うちがオーダーメイドの木工所であることともつながっています。飲食やギャラリーでのワークショップでも「作り手が分かる」ことを自然にやっていきたいと思っていて。

◇一貫性がありますね。[cosa]では、主に自然派ワインとアイスクリームを提供されるとうかがいました。

 

トヨピー : はじめからワインバーとして話をいただいたんです。うちはあくまで町工場だし、[24PILLARS]の運営に加えて新しく飲食の形態を展開するのは無理があるので!

 

磯村 : 飲食で勝負していくつもりも、その自信もないですからね。でも、注いだりよそったりするだけならなんとか。ワイン一杯から、お子さま連れでアイスだけでも良いですし、とにかく誰でも気軽に寄ってもらえるスタンドになれれば嬉しいです。

 

◇最後に、現地で働く方に求める要素があれば教えてください。

 

トヨピー : 飲食の経験やワインの専門知識は特になくて大丈夫です。ワインを飲むのが好きだったり、人と話すのが好きだったらぜひ![cosa]の上階に入っている静岡デザイン専門学校の学生さんたちにも積極的に関わってもらいたいです。

 

インタビュー全文は22 MAGAZINEでご覧いただけます。

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